再生治療科

再生治療で

"できる"をもう一度

Regenerative Medicine

再生治療科について

近年、動物医療でも“再生医療”が注目されています。細胞を利用して体の回復を助けるこの治療は、副作用の少ない新しい選択肢のひとつです。
当院では、ペットの負担をできるだけ軽くし、生活の質（QOL）を高めるために再生医療を取り入れています。

Feature

特徴

再生医療はペットの自然な治癒力を引き出す、新しい治療のかたちです。
当院では安心して受けていただけるよう、次の３つのポイントを大切にしています。

高品質で低侵襲で体に優しい治療

通常、他の動物病院でエクソソーム（幹細胞上清液）治療を行う場合には、麻酔をかけてペットから脂肪細胞を採集して、間葉系細胞順化培養上清液を作成します。
しかし、当院では犬や猫の「臍帯（さいたい）」を使用したエクソソーム（順化培養上清液）を「株式会社RMDC」から導入しています。これを犬や猫に使用することで、麻酔をして組織を採取するというペットへの負担を少なくする方法を用いています。
従来は入院点滴治療が必要でしたが、幹細胞培養上清液は、皮下注射ができ即日帰宅できるため動物にとってもストレスが最小限になりました。その他点眼、局所注射、関節内注射、外用療法などさまざまな投与方法があります。

治らないからと諦めない治療

高齢犬猫にい多い腎不全や手術ができなくても治療がないと諦めないでください。特にがんやダックスフンドの椎間板ヘルニアに有効なデータがあります。だたし、病気を完治させる治療ではなくあくまでも動物のQOLを向上するために補助治療のひとつです。

臨床と研究

当院では、「株式会社RMDC」と再生医療の共同臨床治療の研究を行っております。
まだまだ未知の治療法です。副反応を起こさない安心安全な取り組みだけでなく様々な病気に使用し日々研究をしております。エクソソーム治療を知っていただき、少しでも治療の選択肢にしていただけたらと思います。

department

対象となる症例

人の分野では、以下のような疾患への治療効果が報告されており、ペットでも同様の効果が期待されています。

心不全、肝不全、腎不全、間質性肺炎の改善
活性酸素除去作用による疲労回復、生活習慣病予防
障害部位（損傷部位・炎症部位）の治癒促進、疼痛の軽減
免疫調整作用によるアレルギー疾患や自己免疫疾患の改善
がん細胞の増殖、転移の抑制
脳梗塞による脳細胞、椎間板ヘルニアなどによる脊髄や神経細胞の損傷の改善）慢性的な関節炎、ケガや手術後の回復が遅い、、、

FLOW

診療の流れ

問診から治療までの流れについてご紹介します。

STEP 01

問診

カウンセリング通して、ペットと飼い主さんが何を悩んでいるか、何を苦しんでいるか一緒に考え寄り添い、一緒に治療をスタートします。飼い主さん参加型治療です。

STEP 02

検査

血液検査やレントゲン・エコー検査などの検査をします。概算のお見積りを提示いたします。預かり半日検査となる場合もございます。がんなどの検査は1週間ほどかかります。。

STEP 03

診断

検査結果をもとに診断を下します。

STEP 04

治療

当日その他の治療法と同時にエクソソームの再生治療が可能です。10㎏までは1回25000～30000円程度かかります。ワクチン同様皮下注射となりますので即日帰宅ができます。初回はアレルギー反応など副反応が出ないか15分程度待機して頂き帰宅となります。当日は安静にお願いいたします。投与間隔は状態や病気によって異なります。1週間から1か月に1回程度要相談。

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・ご予約

当院は予約診療とさせていただいております。
待ち時間が長いのは動物にとっても飼い主様にとっても大きなストレスです。
また、丁寧な診察を心掛けているため一件当たり30分ほどお時間を頂いております。
どうぞご理解のほどよろしくお願いいたします。土日は込み合いますのでお早めにご予約をお願いいたします。

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