【看護師監修】ハリネズミとウサギに多い皮膚病とは?症状・原因・治療法を徹底解説|台東区浅草 佐野動物病院

皆様こんにちは(^▽^)/
台東区浅草の佐野動物病院・看護師鈴木がお送り致します。
今回は皮膚病について、特に皮膚糸状菌(カビ)と寄生虫(ノミダニ)に関してまとめてみました。
飼育に関して最も注意することはこの病気に感染すると
人や他の動物にもうつってしまう可能性があります(´;ω;`(人獣共通感染症)
そして何より!!これからの暑さとジメジメが増すほどにカビは元気になります!
こんな症状はありませんか?
- 気付けば身体を痒がっている
- 皮膚が赤い
- フケが出ている
動物にとってアレルギーの可能性もありますが、真菌(カビ)寄生虫(ノミダニ)は人にも症状が出ることがあります!!
寄生虫は人も刺し痒みの症状。時にはノミダニアレルギーの発症リスクを上げます。

真菌(カビ)は人にもうつります。


ハリネズミに多い皮膚病まとめ
① ダニ感染(疥癬!!) 海外から来た子はほぼ100%感染しています。
- 原因:不衛生な環境、他の動物からの感染
- 症状:かゆがる、針が抜ける、皮膚の赤みやかさぶた、フケ
- 対処法:
- 動物病院での診断と駆虫薬による治療
- ケージ・床材・小物の徹底消毒
② 真菌感染(カビ・白癬菌)
- 原因:高湿度・免疫力低下
- 症状:皮膚の脱毛、白いフケ、皮膚の赤み
- 対処法:
- 抗真菌薬の処方 薬用シャンプー
- 湿度管理(40〜60%を目安に)
- 床材の交換やケージ内の清潔保持
③ 皮膚炎(アレルギー・接触性皮膚炎)
- 原因:不適切な床材(杉や松など)、洗剤の残留成分など
- 症状:皮膚の赤み、かゆみ、腫れ
- 対処法:
- 原因となる素材の除去 →チップよりペーパー推奨
- 獣医師による炎症止めの塗布や薬の処方
④ 皮膚腫瘍(良性・悪性)
- 原因:加齢、遺伝、慢性的な皮膚刺激など
- 症状:しこりやできもの、出血やかさぶたを伴うことも
- 対処法:
- 獣医師による細胞診・切除の検討
- 早期発見が重要!
⑤ 乾燥肌・栄養不足による皮膚トラブル
- 原因:乾燥、ビタミン不足、脂肪分不足
- 症状:フケ、針がパサつく、皮膚のカサカサ感
- 対処法:
- 食事内容の見直し(昆虫や動物性タンパク質を取り入れる)
- 保湿スプレーの使用(獣医師に相談)


ウサギに多い皮膚病まとめ
① ダニ・ノミ・シラミなどの寄生虫
- 原因:不衛生な環境、他の動物や床材からの感染
- 症状:
- 激しいかゆみ、掻きむしり
- 脱毛(特に首や肩)、かさぶた、フケ
- イライラして落ち着きがなくなる
- 対処法:
- 駆虫薬(スポットタイプや注射)
- ケージや道具類の熱湯・消毒
- 完治まで定期的な再診
② 真菌感染(カビ・白癬菌)
- 原因:高湿度・免疫力の低下・接触感染
- 症状:
- 円形脱毛
- 白っぽいフケや皮膚のカサカサ
- 赤み、かゆみ
- 対処法:
- 抗真菌薬の塗布または内服 毛刈りと消毒、シャンプー療法
- 湿度調整と清潔な環境づくり
- 他のペットとの隔離も重要
③ 接触性皮膚炎・アレルギー
- 原因:不適切な床材(杉、松など)、洗剤の残留、アレルゲン(食べ物・ホコリ等)
- 症状:
- 皮膚の赤み、湿疹、ただれ
- 掻きむしりや痛がるそぶり
- 対処法:
- アレルゲンの特定と除去
- 皮膚炎の治療(ステロイド軟膏等 ※うさぎに適したもの)
- 床材は「紙」「コーン」など刺激の少ないものに変更
④ 皮膚腫瘍・膿瘍
- 原因:細菌感染、慢性の刺激、加齢、遺伝
- 症状:
- 皮膚のしこりや腫れ
- しこりから膿が出ることも
- 対処法:
- 動物病院での検査(細胞診・生検)
- 手術や抗生剤による治療
⑤ ストレスや不衛生による脱毛
- 原因:ケージの狭さ、運動不足、構ってもらえない環境
- 症状:
- 自分で毛をむしる(グルーミング過多)
- 特定部位(足、胸など)の脱毛
- 対処法:
- 生活環境の見直し(広さ、清潔さ、ストレス軽減)
- スキンシップや遊び時間を確保
当院での検査方法

1:セロハンテープ検査
セロハンテープで皮膚をペタペタし顕微鏡で見ます。この検査ではノミ・ダニがいるかいないか分かります。
ノミ・ダニがいた際には
成分セラメクチン
- ノミの成虫やノミの卵孵化阻害
- ノミの寄生予防・ミミヒゼンダニの駆除
という駆除薬を付けます


2:カビ(皮膚糸状菌)を培養し特定します
毛やフケを取り、黄色い培地で培養します。
1~2週間後この検査ではカビがいるかいないか分かります。

培養約2週間後カビがいた場合赤く染まります。カビ治療開始です!!
当院での治療方法

ダニとカビと診断されたハリネズミちゃん( ノД`)シクシク…
薬浴タイム♪

身体のダニ・カビがいなくなりますよう、あわあわさせてしっかり流します。

あまり暑くならないように慎重に乾かしていきます。
さっぱりして頂いたご様子ヽ(^。^
看護師 鈴木からのアドバイス
皮膚病は、動物にとって大きなストレスになります。特にハリネズミやウサギは、自分でかゆみや不快感をうまく伝えられないため、飼い主さまの観察が何より大切です。
日々のちょっとした変化に気づいてあげることで、早期治療につながります。「フケが増えた」「毛が抜けた」「いつもと違う様子がある」そんなときは、迷わず動物病院を受診してくださいね。
私たち看護師も、飼い主さまに寄り添ったケアとアドバイスを大切にしています。どうぞお気軽にお声がけください。
症状はみられない
- お部屋の掃除をこまめにし、清潔に保つことが大切です。
※私の場合チンチラ🐭のお部屋を掃除する際は、キッチンハイター(次亜塩素酸水)を薄めゲージ内を拭いています。
痒がっている
- 病院へかかった方が良いです!!
見てみて下さい皮膚の異常がありませんか?
痒いなどの症状は本人が一番苦痛でストレスにもなります!!
まとめ
ハリネズミやウサギの皮膚病は、放っておくと重症化してしまうこともあります。早期発見・早期治療が何よりの予防策です。
「あれ?」と思ったら、すぐに動物病院へ。台東区浅草にある【佐野動物病院】では、小動物の皮膚病に精通した獣医師と看護師が丁寧に対応いたします。
ご予約やご相談は、お電話または公式サイトからお気軽にどうぞ。皮膚病の悩みは、台東区浅草 佐野動物病院へ。経験豊富な獣医師と看護師が対応いたします。
愛するペットと共に良い暮らしを過ごす為に(o^―^o)

