歯について院内セミナーを行いました
皆さんこんにちは。浅草の佐野動物病院です。今回は看護師の亀田が7/28に院内にて行った歯科セミナーについてレポート致します!
講師として岐阜の日野どうぶつ病院より津田先生をお迎えし院内セミナーを開催致しました。
今回は歯科レントゲンの撮り方と歯磨きのやり方について分かりやすくご指導いただきました。実際の診療にもすぐに活かせる、非常に実践的な内容でしたので、今回はその一部を飼い主の皆さまにもご紹介します。

そもそも歯科レントゲンってなに?
ワンちゃんやネコちゃんの歯、見た目はキレイでも「実は歯の根っこが膿んでいた」「歯の下で骨が溶けていた」というケースは珍しくありません。歯科レントゲンは、そうした“お口の中の見えないトラブル”を見つけるためのとても大切な検査です。
歯科レントゲンでは、以下のような病気の早期発見・診断に役立ちます。
- 歯の根っこの膿
- 歯周病による骨の吸収
- 折れてしまった歯の根
- 永久歯の埋伏
- 猫に多い歯の吸収病巣
これらは外から見ただけではわかりません。レントゲンで「骨の中」「歯の根っこ」を確認することが、治療方針を決めるうえで非常に重要です。
歯科処置の前には必ずチェック!
スケーリング(歯石取り)や抜歯などを行う際には、歯科レントゲンで状態を確認してから治療計画を立てます。
「この歯は温存できる?抜いたほうがいい?」「骨の損傷はどこまで?」といったことを正確に把握することで、より安全で的確な処置が可能になります。
見やすい写真とは
まずは撮影したレントゲン写真を回転して正しい向きにすること!これをするだけでよりリアルに分かりやすく読影することができます。また、垂直水平に撮影することで分かりやすく見やすくなります!


このように比べると全く違うのが分かるかと思います。
他にも沢山上手に撮るコツをご指導いただいたのでより上手に撮れるように頑張ります。
歯磨きについて
正しい歯磨きのための準備
- 歯磨きは2人1組で行うのが理想的。1人が保定し、もう1人が磨きます。
- 犬とアイコンタクトをとってから、マズルを持つ。ここでじっとできなければ、歯磨きは難しいかもしれません。
- 唇を両側同時にめくると苦しくて動いてしまうため、片側ずつ行うのがポイントです。
歯ブラシの正しい使い方
- 歯周病は歯と歯の間から始まるので、そこを重点的に磨きましょう。
- ペーストはご褒美感覚で使うのが◎。ペーストだけでは汚れは落ちません。例えるなら「キッチンのヌメリを洗剤だけで落とすようなもの」。ブラシでの物理的な除去が必須です。
- 歯肉と歯冠の境目を、力を入れすぎないようにブラッシング。
- 歯の間(歯間)は歯ブラシを縦にして、掻き出すように磨くのが効果的。
- ヘッドが外側に沿っているブラシは前臼歯に届きやすく、360度タイプのブラシは受け入れやすい子も多いです。
歯磨きのタイミングと順番
- 歯磨きはいつ行っても大丈夫です。プラーク(歯垢)は食事の汚れではなく細菌の塊なので、必ずしも食後でなくてOK。
- 寝る前が協力的な子が多いようです。
- 順番は「嫌がらないところから」が基本。血が出る箇所は周囲にプラークがある証拠なので、重点的にケアしてOKです。
補助的なケア用品について
- クロルヘキシジン(0.1〜0.2%)を薄めて使用することで、細菌のコントロールができます。※粘膜や目に注意。ペーストやジェルと混ぜず、別々に使用してください。使い方例:ペットボトルのキャップに入れ、歯ブラシに“ちょんちょん”とつけながら使う。
→当院でもご用意しております!
ガム・フードの選び方
- デンタルガムは「人の手で曲げられる硬さ」が目安。ビルバックベジデントフレッシュ、グリニーズがおすすめ。

- デンタルフードはヒルズ がおすすめ。粒は大きめがよく、丸呑みはNG。奥歯でしっかり噛ませる必要があります。

→全て当院でご用意しております!
まとめ
歯周病は「予防」が何より大切な病気です。
今回学んだ内容を日々の診療に活かしながら、飼い主さまにもわかりやすくお伝えできるよう努めてまいります。
当院では飼い主様向けに歯磨き指導や院内での歯磨き実施を行っております。歯磨きについて詳しく知りたい!という方や家ではできないので病院で歯磨きをしてもらいたい!という方は是非一度お電話ください!!
歯のケアでお困りの方は、いつでもお気軽にご相談くださいね!

