【獣医監修】短頭種症候群とは?浅草の飼い主が語る「鼻ぺちゃ犬の呼吸トラブル」|台東区佐野動物病院

こんにちは、台東区浅草の佐野動物病院です。

今回は日本でも大人気のフレンチ・ブルドッグ、パグ、シー・ズーなどの「鼻ぺちゃ犬」に多い呼吸器の病気について解説します。
こうした犬種には「短頭種症候群(BOAS)」という、呼吸に関する疾患がつきまとうことをご存知でしょうか?
この記事では、短頭種症候群の特徴や対処法に加え、実際に浅草で暮らす飼い主さんの声もご紹介します。

短頭種症候群とは?

短頭種症候群(たんとうしゅしんこうぐん)とは、鼻が短く、頭が丸く平らな犬種(=短頭種)に多く見られる呼吸器の障害です。

主な症状:

  • 大きないびきや呼吸音
  • 暑さに弱い(熱中症に注意!
  • すぐにハァハァする、疲れやすい
  • 寝ているときに呼吸が止まる
  • 呼吸困難による失神

浅草周辺でも、フレブルやパグを散歩中に急に倒れてしまう子が来院するケースがあります。

どんな犬種がなりやすい?


佐野動物病院でも、以下の犬種のご相談が多くあります:

  • フレンチ・ブルドッグ
  • パグ
  • シー・ズー
  • ペキニーズ
  • ボストン・テリア
  • 短頭型チワワ

これらの犬種は、「構造的に呼吸がしづらい」ため、特に暑さや運動に注意が必要です。

治療・対処法について

内科的管理

  • ダイエットによる体重コントロール
  • 散歩の時間を涼しい時間帯に調整
  • 興奮やストレスの回避
  • 酸素室の利用(必要な場合)

外科的治療

  • 鼻孔拡張手術
  • 軟口蓋の切除手術
  • 喉頭虚脱への外科的アプローチ

当院では、呼吸状態の検査・内視鏡検査・麻酔下の外科処置まで一貫して対応可能です。

オペをした症例の紹介です

鼻孔拡張手術:左オペ前、右オペ後

軟口蓋切除前

レーザーにて切除中

オペ終了後。

【浅草在住・飼い主の声】

「うちのフレブルは散歩中に息が荒くなって、最初は夏バテかと思っていました。でも、佐野動物病院で『短頭種症候群の可能性がある』と指摘されてびっくり。手術の説明も丁寧で、今では呼吸も楽になり、元気に歩いています」— 台東区浅草・Mさん(40代)

「鼻の穴が狭いのが原因なんて知らなかったです。佐野先生に診てもらって、早めに対処できてよかったです」— 台東区橋場・Kさん(30代)

台東区・浅草で短頭種の呼吸が気になる方へ

台東区浅草の佐野動物病院では、短頭種症候群の診断・治療に力を入れています。地域密着で、飼い主様とペットの安心・安全な生活をサポートします。

まとめ

短頭種症候群は見逃されやすいけれど、適切な対処で改善できる病気です。愛犬の「いつもハァハァしてる」「いびきが大きい」など、気になる症状があれば、台東区浅草の佐野動物病院までご相談ください。