猫ちゃんキャンペーンー隠れ心筋症大丈夫かしら?ー
猫ちゃんキャンペーンー隠れ心筋症大丈夫かしら?ー

猫の「隠れ心筋症」とは、見かけは完全に元気なのに、心臓の筋肉が分厚くなる病気(主に肥大型心筋症:HCM)が水面下で進行している状態を指します。
ある研究では、一見健康そうな猫の約30%に心筋症が隠れていたという衝撃的なデータもあります。猫の心臓病の代名詞であり、最も警戒すべき病気のひとつです。
なぜ「隠れ」てしまうのか?
- 初期症状がほぼゼロ:猫は弱みを見せない動物のため、心機能が限界を迎えるまで平然と過ごします。
- 心雑音が聞こえない:心臓が悪いと病院の聴診で「ザーザー」と雑音が聞こえるのが一般的ですが、猫の心筋症は心雑音が全くしないケースも多いため、通常の診察で見落とされがちです。
突然襲う「2大リスク」
症状が出ないまま進行し、ある日突然、以下の命に関わる症状(急性発症)を起こします。
- 急激な呼吸困難(肺水腫・胸水):心臓のポンプが破綻し、肺や胸に水が溜まって突然口を開けてハァハァと苦しそうに呼吸(開口呼吸)を始めます。
- 動脈血栓塞栓症:心臓の中でできた血の塊(血栓)が後ろ足の血管に詰まります。 「突然後ろ足が麻痺して動かなくなる」「激しく痛がって鳴く」「肉球が冷たくなる」のが特徴で、一刻を争う緊急事態です。
日常で気づくための「超微細なサイン」
完全に隠すことは難しく、よく観察すると日常生活に変化が出ていることがあります。
- 寝ている時間が以前より増えた
- 遊ぶとすぐに疲れて座り込む
- 以前より、暗くて狭い場所に隠れたがる
- 安静時(熟睡しているとき)の呼吸数が1分間に40回以上ある
隠れ心筋症を見つけるには?
一般的な健康診断の血液検査やレントゲンだけでは見落とされることがあります。確実に早期発見するには、動物病院での以下の検査が有効です。
- 「NT-proBNP」検査(血液検査のオプション):心臓への負担を数値化する簡易検査。数値が高いと心筋症の疑いが強まります。
- 心臓超音波検査(心エコー):最も確実な診断方法です。心筋の厚みや血流の乱れを直接画面で確認できます。
特にメインクーン、ラグドール、アメリカンショートヘア、ノルウェージャンフォレストキャットなどの猫種は遺伝的にかかりやすいですが、雑種の猫ちゃんでも非常によく見られる病気です。
現在、愛猫ちゃんに「呼吸が早い」「最近あまり動かない」といった気になる様子やサインはありますか?
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