猫のワクチンについて

本日は動物看護スタッフの山﨑が猫ちゃんのワクチンについて解説いたします🐈

まず初めに皆さんに質問です!猫ちゃんにワクチンを接種するのは何故でしょうか?
もちろん病気から愛猫を守るためだと思います。

猫ちゃんのワクチンに含まれる病気は、感染すると死亡率が高いものや、広く流行しているものがあります。
そのためワクチンで免疫をつけることが大切になります。

猫ちゃんの混合ワクチンを選択する場合のポイントは、猫白血病ウイルス感染症を含んでいるかどうかです。

猫白血病ウイルス感染症は、感染猫の唾液、尿、涙、母乳、血液及び胎盤を通じて感染します。
そのため外出自由の猫ちゃんは、野良猫との喧嘩などで感染するリスクが高まります。

感染した猫の免疫がウイルスに負けてしまった場合、症状として発熱や貧血が出たり免疫不全が進行したりします。また、リンパ腫等の癌になったり口内炎が治らないなど様々な症状があります。
感染した猫ちゃんの50%~70%が感染後2~5年で死亡する場合が多いと言われています。

次に、子猫の時は?初めてのワクチンはいつ?何回打つの?
など疑問があると思います。

以下の表は子猫から成猫になるまでのワクチンの流れを乗せたものです。

原則ワクチンは健康な時に1年に1回接種することをオススメしております!

でもネット情報で3年に1回で良いって書いてるよ。。。???

ハイお答えします!

毎年!!!必ず抗体検査を実施してウイルスに対して十分な抗体価(体を守る細胞の数みたいなやつ)があるネコちゃんは1年毎のワクチンは不要です。
なので1歳で接種した場合は2歳と3歳は抗体検査を実施して、4歳の時にワクチン接種をしてください。

さらにワクチン接種や抗体検査と同時に健康診断血液キャンペーン50%オフ!!も実施してるのでご利用ください。 

3時間以上絶食で来てください。

気になる料金は

3種混合ワクチン6000円 別途1100円診察料
5種8000円( 数に限りがあるため事前に必ずご予約をしてください) 
お得な血液検査 6000円~(通常12000円)

*オプションで尿や便検査も出来ますので当日にした尿や便をご持参ください。

また、特殊な条件でワクチンを打つか迷ってる方も抗体検査をお勧めします

以下は例です。

  • 今まで接種してきたけど病気になってワクチンが打てない
  • 高齢猫でワクチンの負担をかけなくない
  • ワクチンによるアレルギーで打てない
  • 一緒に旅行に行くからワクチン抗体が知りたい

そんな方にもワクチン抗体検査をおすすめしております!

ワクチン抗体検査とは

少量の血液を採取して現在の免疫力(抗体価)を調べる方法で
す。検査で十分な抗体があることが確認できれば、追加接種の必要はないと判断されます。
ただし、抗体検査で確認できるは3種に含まれるワクチンのみです。
5種に入ってるクラミジアと白血病は含まれてません。

結局私のねこちゃんはどれをうてば良いのかにゃ~??

→完全室内ネコであれば3種 OR 毎年抗体検査をして3年毎に追加接種

→外にも出る Or  同居猫が白血病ウイルスに感染している場合は5種

をお勧めしております。

最後に大切なお願いです。~ワクチンの副反応について!!重要です~

重篤な副反応は接種後15分以内にほぼ出るため接種後は必ず院内で待機してください。
また当日は安静に過ごしてください。

【重篤な副反応】

・アナフィラキシーショック
接種後1時間以内に、嘔吐やグッタリする。チアノーゼ(口の粘膜の色が真っ白になる)

【一般的な副反応】

  • 注射部分の腫れ
  • しこり
  • 発熱(24~48時間程度)
  • 倦怠感
  • 食欲不振
  • 嘔吐や下痢
  • 一時的な運動や遊びを嫌がる
  • アレルギー反応
  • 蕁麻疹など痒み
  • 嘔吐や下痢 など

ここまで読んでいただきありがとうございました。

猫のワクチンについてご不明点、ご相談がある方は先ずはお気軽にお電話ください。

PS:今日のアリスはスタッフが食べてるご飯が欲しくて仕方ない様子。  
犬だけでなく猫ちゃんとも仲良しです。少々お転婆ですが。。。
目が本気なのでスタッフも取られないように必死に食べてましたw