ウサギの食滞 毛球症 うさぎの誤食を防ごう

こんにちは、台東区浅草の佐野動物病院 ウサギ担当医の川上です。
今回はうさぎさんの誤食についてお話します。
かじり癖のあるうさぎさんもお利口うさぎさんも、誤食の可能性はあり得るのでぜひ参考にしてみて下さい。

誤食とは

本来うさぎさんのご飯でないものを食べてしまうこと、特に食べ物以外の異物を指すことが多いです。
特に多く報告されるのが

  • ペットシーツ
    誤食報告数ダントツの異物。
    器用にトイレやすのこの隙間から引きずり出して食べることがあり、胃や腸に詰まって閉塞を起こすと命に関わることもあります。
  • 電気コード
    スマホの充電器をはじめあらゆる家電のコードは、嚙み切って飲み込むとペットシーツ同様に消化管閉塞の危険があるだけでなく 感電の恐れもあるので注意が必要です。
  • 観葉植物
    一部の植物は毒性があり、中毒症状を引き起こす観葉植物もあります。(例: ポトス、アロエ、ユリなど)。うさぎさんの届く範囲に置かないようにしましょう。
  • プラスチックやゴム
    プラスチック製の組み合わせマットレスやうさぎ用のトイレをかじることがあります。
    わらで編んだマットレスや陶器のトイレに替えるなど、かじっても大丈夫/齧れない素材のものに代替しましょう。
  • 人間の食べ物
    チョコレート・カフェイン・アルコールなどは特に中毒を引き起こす原因となり、有害です。
    袋をかじって開けてしまうこともあるため、人間のスナック類などはうさぎの届く床付近にはおかないようにしましょう。
  • 布や紙
    カーペットや段ボール、新聞紙や雑誌をかじることもあります。壁紙を齧り、剥がして食べるケースも多いです。へやんぽ中にカーテンをかじっていた、なんてこともよくありますので注意が必要です。

もしかして食べちゃったかも?誤食の兆候は?

  • 明らかに齧った形跡のある異物
  • 食欲不振
  • 元気がなく、うずくまる様子
  • 下痢、便量の低下
  • 腹部の異常な膨張

これらの症状が見られたら誤食の可能性があります。
お家の中でなにか食べた形跡のあるものがないか、探してみましょう。

対処法

  • すぐに動物病院へ:
    誤食が疑われる場合は、速やかに獣医師に相談してください。特に毒性のあるものを食べた場合は緊急です。
  • 誤食したものを特定:
    可能であれば、何をどれだけ食べたかを把握し、獣医師に伝えましょう。

かじった形跡のあるものは現物をそのまま病院にお持ちいただくか、写真を撮って診察時にお見せください。

治療法

治療法は、食べた異物の種類や量、病院での検査結果や臨床症状によって変わります。

誤食した量が大量だったり、あきらかに消化の妨げになると考えられる場合には、手術で胃や腸を切開し異物を取り出すこともあります。

予防策

  • 危険なものをうさぎの届かない場所やロック式のケースに保管する。
  • ケーブルは市販の金属性のケーブルカバーで覆う。
  • うさぎ専用のおもちゃやかじり木を与えて、かじる欲求を満たす。
  • ケージから出して自由に遊ばせる時は、サークルの中で。その際、サークル内にはかじりそうなものを置かないようにする。

などがあります。

誤食が原因で命にかかわるケースで来院されるうさぎさんも、実際に亡くなられてしまううさぎさんもいます。

誤食は飼い主が普段の生活で意識することで防げるトラブルですので、あらためてお家の中を確認してうさぎさんが安全に快適にすごせるお部屋づくりを心掛けていきましょう。

ご不明点やうさぎさんの誤食を徹底的に防ぎたい!!というお悩みがございましたら、お気軽にご相談下さい。

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